オーボエのリードを作る道具と材料はこれだけ！：初心者向け

オーボエのリードを手作りしてみたいけれど、道具や材料がたくさん必要な気がして、なかなか初めの一歩が踏み出せない方もおられると思います。

確かに特殊なものもありますが、意外とそろえるものはシンプルです。

今回は、オーボエリードを作る準備として、道具と材料を紹介していきます。

これらを揃えて、オーボエリード作りデビューしましょう！
( ・∇・)♪

オーボエリード作りの道具

オーボエのリード作りのための、道具を紹介していきます。

写真左から、ナイフケース、ナイフ、カッティングブロック、プラーク、ものさし、鉛筆。

聞き慣れない名前の道具もありますね。

一つずつ解説していきます。

オーボエリード作り専用の道具は、ちょっと探しにくいかもしれませんので、楽天市場のリンクも載せました。

参考になさってください。

ナイフ

まず、なんといっても必要なのは、切れ味の良いナイフ。

私は、ＡＮＤＯというメーカーの、リード作り専用のものを使っています。

適度な重みがあり、使いやすいです。

普通のナイフでもいいのですが、少しずつ慎重に削っていくため、長く使うなら専用のものがいいと思います。

購入先は、楽器店、楽天市場でも販売していました。

アンドウ　：　リードナイフ（右利き用） 価格：17,270円（税込、送料別) (2025/11/21時点) 楽天で購入

こちらはミニサイズで、左利き用を見つけたので載せておきます。

道刃物工業（みちはものこうぎょう）楽器向け刃物　奏シリーズミニリードナイフ右利き用・左利き用 価格：5,940円（税込、送料無料) (2025/11/21時点) 楽天で購入

カッティングブロック

リードをある程度削ったら、黒く丸い黒檀でできた、カッティングブロックという道具が必要です。

まな板のような役割で、上にリードをおいて、先端をナイフでカットします。

ナイフと同じく、楽器店、楽天市場で探してみてください。

キアルージ　：　オーボエリード用　カッティングブロック 価格：902円（税込、送料別) (2025/11/21時点) 楽天で購入

プラーク

プラークという名前の、やはり黒檀でできた薄い板も使います。

カッティングブロックで先端を切った後、リードをさらに削っていくために挟んで使用するものです。

プラークは、リードを削っていくうちに、一緒に削れていってしまうため消耗します。

プラスチック製もありますが、できれば黒檀のものの方が削りやすいのでおすすめです。

楽器店、楽天市場で販売しています。

キアルージ　：　オーボエリード用プラーク（2ポイント・黒檀） 価格：1,100円（税込、送料別) (2025/11/21時点) 楽天で購入

ものさしと鉛筆

リードの長さを測るため、ものさしも用意してください。

リードの長さはピッチに関係してきますので、きちんと測れる実用的なタイプのものにしましょう。

写真のものさしのように、透明で、装飾がなく、0スタートのものがベスト。

鉛筆は、ちょっと印をつけるだけなので、なんでもOKです。

オーボエリード作りの材料

次に、オーボエリードを作るための材料を紹介します。

主に４つです。

ケーン、チューブ、糸、マニキュア。

一つずつ、見ていきましょう。

ケーン

材料は、まずケーンという、削っていく部分のもの。

水辺の植物、葦で出来ています。

舟型にカットしてあるものを購入しましょう。

グロタンというメーカーの、ＢＭというサイズと硬さが私は好きです。

でも、リード作りは、はじめから成功しませんので、値段の安いケーンでいいと思います。

ベルトゥロ　：　オーボエ舟型ケーン（リゴティ） 価格：418円（税込、送料別) (2025/11/22時点) 楽天で購入

チューブ

ケーンと楽器とを繋げる部分、チューブというものも必要です。

チューブは、金属とコルクでできていて、パイプとも言います。

これもいろいろ種類がありますが、初めは長さ46ミリぐらいがいいです。

自分の楽器との相性もあるので、いろいろ試してみないと、これというものはないのが正直なところ。

チューブは、再利用ができるので、少し値段が高いものを購入してもいいかもしれませんが、はじめは安いもので試してみる方がいいでしょう。

グロタン　：　オーボエチューブ 価格：781円（税込、送料別) (2025/11/22時点) 楽天で購入

リゴティ　：　オーボエチューブ（ブラス） 価格：737円（税込、送料別) (2025/11/22時点) 楽天で購入

糸

ケーンをチューブにつけるために、糸を使います。

糸で巻いてつけるのです。

初めは太いものが、切れにくくて作りやすいですが、音の響きが良くないので、慣れたら少し細い糸がいいと思います。

楽器屋さんに専門の糸が売っていますが、手芸用でも大丈夫です。

オーボエ，イングリッシュホルンリード/糸/ロレー 価格：1,672円（税込、送料別) (2025/11/22時点) 楽天で購入

マニキュア

ケーンを糸でチューブにつけたら、糸がほつれてこないように、マニキュアで固めます。

普通のマニキュアでOKです。

オーボエリード作りにあると便利なもの

今まで紹介した道具と材料で、オーボエのリードを作ることができます。

他に、あると便利なものは、針金、ペンチ、息漏れ防止テープです。

針金とペンチ

針金は、リードの開き具合を調整する時に使います。

太さは0.35mmがいいでしょう。

7cmほどの長さに切って使います。

針金を使う時は、切ったり形作ったりするのに、先の尖ったペンチ（ニッパー）も必要です。

先がギザギザしている、滑り止め付きのタイプが使いやすいですね。

オリジナル　：　リードワイヤー（カット済み） 価格：242円（税込、送料別) (2025/11/22時点) 楽天で購入

ラジオペンチ STRAIGHT/12-632 (STRAIGHT/ストレート) 価格：1,460円（税込、送料別) (2025/11/22時点) 楽天で購入

息漏れ防止テープ

リードに息漏れがある時は、息漏れ防止テープを使いましょう。

楽器店に専用のテープが売っていますが、水道管用の白いテープでも代用できます。

重ねるとひっつくテープタイプです。

オーボエリードケースについて

最後にもう一つ。

オーボエリード作りの、道具でも材料でもないですが、リードケースを紹介します。

リードケースは、リードを自分で作らなくても、オーボエ奏者の必須アイテムです。

お店でリードを買うと、おそらく小さなプラスチックの入れ物に入っていると思います。

その入れ物に、吹いた後もリードを保管していると、カビが生えたり、先が破損したり、リードにとってよくありません。

リードケースに保管して、リードはいつも清潔にしておきましょう。

リードケースは、小さいものもありますが、何本も準備するため10本入るものが便利ですね。

オーボエの楽器ケースには、3本用のリードケースが付いていることが多く、はじめのうちはそれでもOKです。

金具を横にスライドさせて開け閉めするタイプや、金具を押すタイプ、

色や材質も様々、

この辺りはお好みになります。

VIVACE ヴィヴァーチェ リードケース OB-10 オーボエ用　10本収納 価格：4,840円（税込、送料無料) (2025/11/22時点) 楽天で購入

オーボエのリードを作る道具と材料はこれだけ！：おしまいに

これだけ道具と材料が揃うと、職人さん気分ですね。

私は、小学校の先生から、鉛筆を鉛筆削りでなく、ナイフで削るように言われて（図工の先生だったので）、ナイフに慣れていました。

使ったことのない方は、はじめは大変かもしれません。

しかし、買ったリードも削って調整しなければいけませんから、ここは頑張りどころ！

一緒に、リードの悩みを解決していきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心に響く音色と出会えますように♪Yua

YouTubeで、オーボエ情報発信中
⬇️ オーボエリード作りの詳しい動画です。
チャンネル登録お願いします。m(_ _)m

「なかなかリードを作る時間がない！」
　⬇️お困りの方は、私もリード販売をしていますので覗いてみてください。
Yuabeatle オーボエリードのお店♪
　　（手作りで大量生産できず、在庫切れの時はすみません！）