オーボエのリード作りについて、今回はナイフでケーンの部分を削っていく作業を紹介します。
ポイントは、一度にザクっと削らずに、少しずつ。
焦らずゆっくり、丁寧に削っていきましょう。( ・∇・)♪


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オーボエリード作り方:ナイフでケーンを削っていこう
前回、糸巻き作業が終わり、いよいよ少しずつ削っていきます。

左手の親指で、向こうへ押すように削りましょう。
削った部分のことをスクレープと呼びます。
下の図は、スクレープの拡大図です。

基本的に、図の矢印のように削っていきます。
荒削り
はじめに削るのは、図の黄色いところ、先端部分です。
2ミリ~3ミリくらい。

そして、水色のところを、中心から外に向かって削っていきます。
だいたい削れたら、オレンジのところも削りましょう。
この時は、オレンジ部分はまだまだ浅く削ってください。


透かしてみると、背骨部分が残っているのがわかります。
時々確認しながら削っていきましょう。
先端を切る
全体的に削れたら、カッティングブロックの上で、先端を0.7ミリくらいカットします。

勢いよくまっすぐに、上から押さえてカットしてください。
ちょっと怖いですが、勢いよくしないとまっすぐ切れません。
でも、少々曲がっても大丈夫です。
仕上げ削り
次に、先端の切って開いたところにプラークをはめて、さらに削っていきます。

図の赤い部分、背骨のところも、少しずつ丁寧に削っていきましょう。
ここを削りすぎると、ぺーぺーとした音色のリードになってしまうので注意です。
そして、時々鳴らしてみながら、本当に少しずつ、スクレープ全体を薄くしていきます。
あせってはだめです。
よく、演奏会前、あせって削りますけどね。( ・∇・)
理想は、一週間くらいかけて、ゆっくり削りたいです。
スクレープの下のところは、できれば丸く仕上げます。
慣れないうちは、丸く出来なくてもいいですし、丸く仕上げない削り方もありますから、研究してみてください。

必要なら補強する
自然に音が鳴らせるくらい削れたら、息が漏れていないかチェックします。
チューブの後ろを指でふさいでから、リードを吸ってみましょう。
息が漏れていなければ、指を離すと、ポンッと音がするはずです。
息がスースーと漏れていたら、息漏れ防止テープを巻いて補強します。

吹いていて、吹き口の開きが大きいと感じたら、
ケーン部分の根本付近に針金を巻いて、開きを調整しましょう。

できました!!( ・∇・)♪
オーボエ リード作り【削り方】初心者が知っておきたい重要ポイント!:おしまいに
オーボエのリード作りは、理屈を考え悩むよりも、たくさん作る方が上達します。
どんどん作って、慣れていきましょう。
まさに失敗は成功のもとです!
この削る作業がわかれば、買ったリードを自分に合うように調整することもできるようになります。
ぜひ、動画もチェックして、マスターしてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心に響く音色と出会えますように♪Yua
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